
高級バイクに、いつかは乗ってみたい。
でも──いきなり100万円以上のマシンには、ちょっと手が出ない。
そんな思いを抱えている人にこそ、知ってほしい2台があります。
BMWのG310Rと、トライアンフのスピード400。
どちらも30万円台〜という驚きの価格帯で、“外車デビュー”を叶えてくれるエントリーモデルです。
小さくても、軽くても、乗ってみれば世界が変わる。
この記事では、それぞれの特徴や資産価値の視点から、
「失敗しない1台」を一緒に探していきます。
記事でわかること
- G310Rとスピード400、それぞれの特徴・魅力・スペックの違い
- 初心者に向いているのはどっちか?タイプ別の選び方
- 「30万円台で買える」現実的な購入方法と中古価格の目安
- 維持費やリセールバリューまで含めた“資産バイク”としての比較
- 実際に乗っている人たちの口コミ・評判・リアルな声
- あなたに合った1台を見極めるチェックポイント
G310Rとは?|BMWが生んだ“軽量ネイキッド”の魅力
BMWという名前に「敷居の高さ」を感じている人ほど、このG310Rは意外に思えるかもしれません。
排気量は313cc。価格は新車でも約60万円、中古なら30万円台前半での流通も珍しくありません。
設計はシンプル。だけど、その軽快なハンドリングとシャープな外装デザインは、まぎれもなくBMWらしさを感じさせます。
軽さ(約160kg)ゆえに扱いやすく、Uターンや街乗りでもストレスを感じにくいのは、初心者には嬉しいポイント。
ただし、登場から数年経っているモデルのため、装備面では現代のバイクと比べるとやや控えめ。
とはいえ、ABSやLEDライトなど最低限の安全装備はしっかり備わっており、「BMWに乗っている」という満足感を30万円台で味わえる──その一点だけでも、大きな価値があるモデルです。
スピード400とは?|トライアンフの新時代エントリーモデル
2024年、トライアンフが世に送り出した“攻めの1台”。
それが、スピード400です。
まず目を引くのは、そのネオクラシックな佇まい。丸目2灯ではなく1灯なのに、なぜか「大人の余裕」を感じさせるこのバイクは、間違いなく見た目で惹かれるモデルのひとつです。
排気量398cc。最高出力40馬力。G310Rよりも一回りパワフルで、加速の伸びや振動の抑え方など、走りの質感がワンランク上。
ライドバイワイヤやトラクションコントロールなど、最新の電子制御を搭載し、これが本当に「エントリーモデルなの?」と思うほどの完成度です。
新車価格は約69万円前後ですが、中古市場にはすでに40万円台前半の車両が登場し始めており、ここが狙い目。
見た目・性能・装備──すべてを“ほどよく”備えた、まさに現代的な高級エントリーモデルです。
価格・維持費・中古相場を比較|G310R vs スピード400
比較項目 | G310R(BMW) | スピード400(トライアンフ) |
---|---|---|
新車価格 | 約60万円〜 | 約69万円〜 |
中古価格相場 | 30〜45万円 | 40〜55万円(今後さらに下がる) |
排気量 | 313cc | 398cc |
馬力 | 約34馬力 | 約40馬力 |
重量 | 約160kg | 約170kg |
燃費 | 約30〜35km/L | 約28〜33km/L |
年間維持費(概算) | 約6〜8万円程度 | 約6〜9万円程度 |
維持費や保険料はどちらも中型クラスの範囲に収まります。燃費も優秀で、いきなりリッターバイクに行くよりもずっと現実的で財布に優しい選択肢です。
リセールバリューで見る「資産になる」外車入門
「買うときより、売るときが大事」とよく言われます。
G310Rはすでに市場が落ち着いており、30万円台で購入 → 同価格帯で売却も狙えるという意味で、損失が出にくいモデル。
一方のスピード400は、登場から間もないため、今後の人気や再評価によってリセールが上がる可能性が高いです。
装備やデザインの完成度から見ても、数年後に“隠れ資産バイク”になるポテンシャルを秘めています。
どちらを選ぶかは、「今すぐ安定を取るか、数年後の期待に賭けるか」という感覚にも近いかもしれません。
どっちが買い?|こんな人にはこの1台
G310Rがおすすめな人
- 外車デビューを気軽にしてみたい
- とにかく軽いバイクがほしい
- 費用をなるべく抑えたい(30万円台で探している)
- 通勤や街乗りメインで使いたい
- リセールで損をしたくない
スピード400がおすすめな人
- 見た目や所有感にこだわりたい
- 最新モデルでトラブルの少ない車種を選びたい
- 長距離やワインディングも走りたい
- 電子制御や走行性能にも重きを置いている
- 「大人の1台」として、長く付き合える相棒がほしい
結論|高級バイク入門の“最初の1台”を、賢く選ぶ
価格の安さだけを見れば、他にも125ccや250ccの国産バイクはたくさんあります。
でも、「ブランド」「リセール」「所有感」まで含めて考えたとき、
G310Rとスピード400は、「高級バイクの入り口」として唯一無二の存在です。
最初の1台は、単なる移動手段ではなく、
これから始まるバイクライフの“土台”となる存在。
少しだけ贅沢してもいい。
そう思えるときが、「あなたのバイク人生」の始まりかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW G310Rとトライアンフ スピード400、初心者にはどちらが扱いやすいですか?
どちらも初心者向けに作られたモデルですが、「軽さとシンプルさ」で選ぶならG310R、「安定感と装備の充実」で選ぶならスピード400です。Uターンや街乗り中心ならG310R、ツーリングも視野に入れるならスピード400が向いています。
Q2. 維持費はどれくらいかかりますか?(年間の目安)
任意保険・オイル交換・タイヤなどを含めて、年間6〜9万円ほどが一般的な目安です。どちらも燃費がよく、車検もない中型クラスなので、“高級”だけど維持費は手頃なバイクといえます。
Q3. 中古で買っても大丈夫ですか?壊れやすくない?
G310Rは登場から年数が経っているぶん、信頼できる整備履歴のある個体を選ぶのがポイントです。スピード400はまだ新しく、状態の良い中古が多いため安心感があります。どちらも信頼性は高く、「外車だから壊れる」という心配は過剰に思わなくて大丈夫です。
Q4. リセール(売却時の価値)は期待できますか?
G310Rは価格が安定しており、買った価格と同じくらいで手放せる可能性もあります。スピード400は新しさと人気の高さから、今後さらに評価が上がることも。“資産になるバイク”として考えるなら、どちらも候補に入ります。
Q5. 中型免許取りたてでも、本当にこの2台に乗れるのでしょうか?
はい、どちらも中型免許で乗れて、パワーも乗りやすさもちょうど良い設定になっています。重すぎず、クセも少なく、「乗るのが楽しい」と思える設計なので、初バイクとしても安心して選べます。