
400ccクラスに、ここまで“所有感”をくすぐる2台が並ぶことがあるでしょうか──。
ドゥカティの【モンスター】と、トライアンフの【スピード400】。
どちらも小排気量とは思えない重厚感とブランド力を持ち、単なるバイク以上の“生き方の一部”として存在感を放っています。
でも、気になるのは「資産性」。
せっかく手に入れるなら、リセールでも価値が落ちにくい一台を選びたいというのが本音ではないでしょうか?
この記事では、単なるスペック比較ではなく──
「どちらが投資として“残る”バイクか?」という視点から、両車の本質に迫ります。
あなたにとっての“後悔しない一台”を、ここで見つけてみてください。
記事でわかること
- ドゥカティ・モンスターとトライアンフ・スピード400のスペック・価格・特徴の違い
- “所有して後悔しない”一台の選び方とは
- 小排気量バイクでも資産性を持てる理由
- リセールバリューや中古市場から見た将来の資産性
- 高級バイク投資における400ccの可能性
- 自分のライフスタイルに合う一台を選ぶ判断軸
モンスター vs スピード400|基本スペック比較表
項目 | モンスター(Ducati) | スピード400(Triumph) |
---|---|---|
価格(税込) | 約179万3,000円(モンスター+) | 約69万8,500円 |
排気量 | 937cc(※モンスター+の場合) | 398cc |
エンジン | L型2気筒/水冷/4バルブ | 単気筒/水冷/DOHC |
最高出力 | 111ps / 9,250rpm | 40ps / 8,000rpm |
最大トルク | 9.5kgf・m / 6,500rpm | 3.8kgf・m / 6,500rpm |
車両重量 | 約188kg(装備重量) | 約170kg(装備重量) |
燃費目安 | 約20〜22km/L(実測) | 約30km/L〜(実測) |
シート高 | 820mm | 790mm |
装備面 | TFT液晶・フルLED・IMU搭載・トラクションコントロール・ライディングモード等 | フルLED・ABS・トラクションコントロール |
リセール期待 | 高い(海外需要・ブランド力) | 今後の注目度次第(エントリーモデルとして期待大) |
モンスターとスピード400、どっちが何に強い?
特徴ジャンル | 優れているバイク | 理由と補足 |
---|---|---|
所有満足度 | モンスター | デザイン・ブランド・装備すべてにおいて“本物感”が強い |
価格の手ごろさ | スピード400 | 高級ブランドの中では破格の設定。初心者にも手が届きやすい |
維持のしやすさ | スピード400 | 軽量で燃費が良く、日常使いもストレスが少ない |
リセール資産性 | モンスター | ドゥカティは中古市場で価値が落ちにくく、特にモンスターは人気 |
乗りやすさ | スピード400 | シート高・車重・単気筒の扱いやすさが光る |
走行性能 | モンスター | パワー・トルクともに段違い。ワインディングや高速も余裕 |
モンスター(ドゥカティ)|走りも見た目も妥協しない“大人の選択”
「バイクは移動手段ではなく、“自分のスタイルを映す鏡”である」──
そう感じたことがあるなら、モンスターという選択肢は一度じっくり向き合う価値があります。
ドゥカティのモンスターシリーズは、1993年の初登場以来、“ネイキッドスポーツ”というジャンルを再定義してきました。
特に近年のモデルは、軽量化と高剛性フレームを両立しつつ、走行性能・デザイン・電子制御装備すべてにおいて一切の妥協がありません。
大型バイクに乗るというより、「上質なバイクと共に生きる」ような感覚。
乗るたびに満たされ、眺めるたびに所有感をくすぐられる──それがモンスターの魅力です。
さらに注目すべきは、中古市場での評価。
ドゥカティはもともとリセールが強く、特にモンスターは「最初の1台」「手放したくない1台」として、一定の資産性を持ち続けているシリーズでもあります。
価格だけを見れば“高価”かもしれません。
でも、「一生に一度、バイクを自分のために選ぶなら?」という問いに、胸を張って選べる一台であることは間違いありません。
スピード400(トライアンフ)|手が届くプレミアムを体感できる“賢い選択”
「いつかは外車バイクに乗ってみたい」──
そんな夢を、手の届くリアリティに変えてくれるのが、トライアンフの【スピード400】です。
トライアンフといえば、英国の伝統を受け継ぐプレミアムブランド。
その世界観を崩さず、エントリーモデルとして登場したのがこのスピード400。
約70万円という価格で、デザイン性・品質・ブランド力をしっかり体感できるのは驚異的です。
クラシカルで無骨なスタイルながら、LEDライトやトラクションコントロール、ライドバイワイヤなど、現代的な装備も抜かりなく搭載。
街乗りでの扱いやすさと、高速域での安定感の両立は、初めての外車としても安心感があります。
特筆すべきは、トライアンフがこのモデルにかける本気度。
インド市場を視野に入れたグローバル戦略車として設計されており、世界的にも注目度が高まっています。
中古市場でのリセール実績はまだ少ないですが、
「安く買って、それ以上の体験を味わえる」という意味では、もっとも“賢い投資”ともいえる一台。
本格的なプレミアムバイクの世界に、最短距離で触れたい人にこそ選んでほしいモデルです。
小排気量でも“資産型バイク”になれるのか?
「400ccなんて、乗りつぶして終わり」──
そう思われがちなクラスですが、実は“資産性”という視点でも注目すべきゾーンです。
まず前提として、バイクの資産性は単純な排気量では決まりません。
むしろ重要なのは、以下のような要素です。
- ブランド力(海外プレミアムメーカーかどうか)
- モデルの人気・希少性
- 中古市場での評価・需要の強さ
- 適正な価格帯での購入ができるか
この点で見ると、モンスターもスピード400も、それぞれの意味で“資産型バイク”の条件を満たし始めています。
たとえばドゥカティ・モンスターは、過去モデルでも中古価格が大きく落ちにくい傾向があり、特に人気カラーや限定仕様は価値が安定しています。
一方でスピード400は、トライアンフの新たな戦略モデルとして登場したことで、今後の中古需要が大きく伸びる可能性を秘めています。
特に「プレミアムブランド × 小排気量 × 日本国内正規販売」という三拍子が揃ったモデルは、中古市場でも再評価されやすいのです。
さらに、初期費用が抑えられている分、“乗った後に残る価値”がコスパに直結しやすいという強みもあります。
つまり──
400ccクラスでも、選び方次第では“乗って、楽しんで、残せる”一台になりうる。
資産性は「大きさ」よりも、「ブランドとモデルの生き方」で決まる。
それを証明するのが、この2台なのです。
どっちが“後悔しない一台”なのか?
バイク選びで一番こわいのは──「思ってたのと違った」という後悔。
スペック表ではわからない“肌感覚”のズレこそが、満足度を大きく左右します。
だからこそ重要なのは、自分の価値観とライフスタイルに合った1台を選ぶこと。
「バイクに乗る時間そのものを、贅沢に味わいたい」なら
→ モンスター(ドゥカティ)
走りも見た目も、“これぞプレミアムバイク”という質感。
ひとたびエンジンをかければ、街乗りでもワインディングでも、バイクとの一体感に酔える──
「所有すること」が体験になるのがモンスターです。
中古相場の安定性もあり、数年後に手放すときも“それなりの値段”が返ってくる可能性が高い。
価格以上の満足感が“資産性”というかたちで残ります。
「無理せず、でも本物を楽しみたい」なら
→ スピード400(トライアンフ)
価格の手頃さと、外車ブランドの所有感が共存しているのがこのモデル。
初めての外車でも安心して乗れる扱いやすさと、燃費・維持費のバランスの良さ。
コスパだけでなく、未来の価値にも期待できる“成長株”です。
「バイクに詳しくないけど、なんとなく安物には乗りたくない」
そんな人の背中を押してくれる、“ちょうどいい選択肢”。
あなたにとっての、後悔しない一台とは?
もしこの2台を「高級バイク投資 × 自分らしい人生の相棒」として考えるなら、
- モンスターは“長く寄り添っても価値が落ちない本命”
- スピード400は“手軽に始められる、未来の本命候補”
後悔しない一台とは、「数字で選ぶ」のではなく、
“選んだ自分を誇れるかどうか”で決まるのかもしれません。
まとめ|“資産性×満足度”の視点で後悔しない選び方
400ccクラスというと、どうしても“中途半端な排気量”というイメージを持たれがちですが、
モンスターとスピード400の2台を見れば、その常識が覆るのを感じるはずです。
どちらも単なるスペック勝負ではなく、乗る人の価値観や美学に寄り添うバイク。
そして何より、「乗っている時間」「所有していること」「いずれ手放すとき」──
そのすべてにおいて、“価値が循環する一台”になりうる存在です。
モンスターを選ぶべき人
- 所有感やデザインにとことんこだわりたい
- 長く付き合っても飽きない、“人生の相棒”が欲しい
- リセールや資産性も含めて、損をしたくない人
→ 高級感 × ブランド力 × プレミアムな乗り味
=一生ものの1台を探している方におすすめ。
スピード400を選ぶべき人
- 初めてのプレミアムバイクに挑戦したい
- 価格も維持費も含めて、無理なく楽しめる選択がしたい
- 将来的なリセールや、資産性も見据えておきたい
→ 手頃さ × 外車デビュー × “賢い投資感”
=お金も満足感も大事にしたい方にぴったり。
どちらのバイクにも、“乗ることそのものを肯定してくれる魅力”があります。
スペックや価格だけでは測れない、感情の揺らぎや、生き方の選び方までも受けとめてくれる懐の深さが、この2台には確かに宿っています。
どちらを選ぶにせよ、そこにあるのは「自分らしい人生を走る」という選択の肯定。
そのバイクに跨ることで、あなた自身の価値観が、静かに、しかし確かに形になっていくのです。
バイク選びとは、単なるモノ選びではなく──
「どんな時間を、誰として、どう生きるか」を問い直す、小さな人生の分岐点。
そして今、この記事にたどり着いたあなたは、すでにもう「後悔しない選び方」の入り口に立っています。
よくある質問(FAQ)
Q1. モンスターとスピード400、初心者にはどちらが向いていますか?
スピード400がおすすめです。
車重が軽く、シート高も低めなので、初めての大型バイクや外車として安心感があります。
一方、モンスターはややパワーが強く、扱いには慣れが必要ですが、走りに慣れてくると“相棒感”は格別です。
Q2. 400ccバイクに資産価値は本当にあるのでしょうか?
はい、あります。
特にプレミアムブランドの400ccクラスは「中古でも価値が残りやすい」傾向があります。
希少性・デザイン性・ブランドの信頼性など、排気量以外の要素が資産性に影響する時代になっています。
Q3. モンスターの価格が高くて悩んでいます。本当にその価値がありますか?
モンスターは「価格以上に所有体験で満足できるかどうか」がポイントです。
高額でも**“バイクと生きる”という感覚を味わえる一台**なので、ただの移動手段ではなく、ライフスタイルにこだわりたい方には十分な価値があります。
Q4. スピード400のリセールバリューはどうなりそうですか?
登場から日が浅いため、明確なデータはまだ少ないですが、トライアンフというブランドの信頼性とコスパの良さから、今後の市場評価が上がる可能性は高いです。
特に「エントリーユーザーの定番車種」として定着すれば、安定した中古需要が期待できます。
Q5. バイク選びで“後悔しないため”に一番大事なことは何ですか?
「誰かにとっての正解」ではなく、「自分にとっての納得」を選ぶことです。
スペックや価格だけでなく、実際に跨ってみたときの感覚や、乗るたびに気分が上がるかどうか──
そうした“感性”の部分まで含めて、選ぶことが後悔を減らすコツです。
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